元参院議員のガーシーこと東谷義和氏が、落語家に転身すると宣言したことが複数メディアに報じられた。東谷氏はある落語家から弟子入りせずともやっていけると言われ、師匠への弟子入りはしない方針だというが、Xでは「体よく弟子入りを断られているだけじゃねぇか」とツッコむ声が上がっている。
名前は「東笑亭ガーシー」、デビューは10月予定
報道によると、東谷氏の「落語家転身宣言」は2024年6月4日に行われた幻冬舎の編集者・箕輪厚介氏とのトークイベントでの発言だ。10月にデビュー予定で、「東笑亭(とうしょうてい)ガーシー」という名前も紹介した。
ある落語家からは「もう東さんぐらいの知名度があったら人の看板はいらない。自分で看板をあげてください。創作落語をやったら絶対いけます。寄席とかも呼ばれますよ」と言われたという。
この落語家からの言葉にXでは、「体よく弟子入りを断られているだけじゃねぇか」「多分これ以上関わりたくなかっただけだろうし、誰か別の落語家さん紹介してトラブルになるの避けたかっただけだと思われ」「お前の面倒観るような一門は無ぇって言われてるだけ笑」といった推測が出ている。
落語界にも波紋「弟子入り、修行は看板のためだけじゃない」
東谷氏の落語家転身宣言は、一般のXユーザーのほか、落語界にも波紋を広げているようだ。
落語家の立川キウイさんはXで「ガーシーさんが落語をやるのは自由だし良いと思う」「波瀾万丈で逮捕までされて、失礼ながら真っ当じゃない人間が落語家になるのは、それこそが本来でもあります」としつつも、「弟子入り、修行は看板のためだけじゃない そこを勘違いしてはいけません」と弟子入りしないことに批判的な意見を述べた。
落語家の三代目東生亭世楽さんは「誰かの弟子にもならず。なんてのぁプロの世界にはありません。あれだけ売れてた方正さんだって八方師の弟子になってる」と厳しく意見。「素人(少なくとも落語家としては)ですから皆さん真に受けないようにw」と呼びかけた。さらに東谷氏の「東笑亭」と亭号の読みが同じことに「迷惑です。苦笑」とコメントした。
落語家の桂空治さんは「『落語家』にはなれないだろうし師匠に弟子入りするのって知名度とか看板とか、そういう問題じゃない」とし、「是非『落語愛好家』として落語を広めて頂きたい」とアマチュアとして落語に携わることに期待した。
「いろんな落語家さんが賛否両論をゆえばゆうほど、認知度が上がってくなーw」
この投稿に、東谷氏は「未熟者で右も左もわかりませんが、落語が老若男女、全世界に広がるよう頑張りますのでご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします」と返信。その後、
「いろんな落語家さんが賛否両論をゆえばゆうほど、認知度が上がってくなーw ありがたい!!」
とも書き込んだ。
未熟者で右も左もわかりませんが、落語が老若男女、全世界に広がるよう頑張りますのでご指導ご鞭撻よろしくお願いいたしますm(_ _)m
— ガーシー (@gaasyy_yade) June 5, 2024
ガーシーが落語家。
— 三代目 東生亭?樂(世楽) (@seraku_the3rd) June 5, 2024
誰かの弟子にもならず。なんてのぁプロの世界にはありません。
あれだけ売れてた方正さんだって八方師の弟子になってるン。
素人(少なくとも落語家としては)ですから皆さん真に受けないようにw
そして名前が「東笑亭(とうしょうてい)ガーシー」
迷惑です。苦笑…