プロ野球西武の渡辺久信監督代行(58)の采配がインターネットで大きな話題になっている。
西武は2024年6月4日に神宮球場でヤクルトと対戦し、延長10回3-4でサヨナラ負けを喫した。
交代したアブレイユが、山田に2点タイムリーを許し同点
ファンの注目が集まったのは、2点リードで迎えた9回の守備だ。
8回まで1点に抑えた先発・今井達也投手(26)が9回のマウンドに立ち、丸山和郁外野手(24)をストレートの四球で歩かせた。続く長岡秀樹内野手(22)を三振に仕留めるも、4番・村上宗隆内野手(24)をフルカウントから四球を与えた。
1死1、2塁のピンチで打席にはドミンゴ・サンタナ外野手(31)が。今井は153キロのストレートを2球続けて2ストライクを取ると、最後はスライダーで空振り三振に仕留めた。完投まであとアウトカウント1つのところでベンチが動き、投手交代が告げられた。
今井の後を託されたのはアルバート・アブレイユ投手(28)だ。しかし、2死1、2塁からマウンドを引き継いだアブレイユは、山田哲人内野手(31)に2点タイムリーを許し同点とされ、試合は振り出しに戻った。
その後、3-3のまま延長戦に突入。10回からマウンドを任された松本航投手(27)は、戦闘の松本直樹捕手(30)にセンター前ヒットを許すと、続く西川遥輝外野手(32)を四球で歩かせ無死1、2塁のピンチを招いた。
1打サヨナラの場面で丸山和郁外野手(24)が3塁線にバントを転がし、サードの送球が逸れる間に2塁走者がホームに生還。西武が逆転サヨナラ負けを喫した。
ファン「今日の今井はほんとに気の毒すぎるし可哀想」
勝利までアウトカウント1つに迫った場面での投手交代は、インターネットで話題を集めた。
Xでは9回途中まで力投した今井に対して「ありがとう今井達也!」「今井が不憫」「今日の今井はほんとに気の毒すぎるし可哀想」「完投手前で降板もすげぇピッチング!! ありがとうございます!」との声が上がる一方で、指揮官の采配に対して厳しい声も。
「渡辺久信監督代行の采配が明暗を分けた」「投手コーチは意見言えてるのかな...」「今井達也の降板がモヤモヤしすぎて寝る気起きんな」「もう任せるか9回頭から代えるかのどっちかでしょう。出すとしてもアブレイユはないわ」「回の途中交代は、やはりリスク大きいですね」などの声が寄せられた。
リーグ最下位に沈む西武は5月26日に松井稼頭央監督(48)の休養を発表。28日に開幕したセ・パ交流戦から渡辺GMが監督代行を務めている。チームは4日時点で、交流戦3勝4敗で7位タイにつけている。