ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の元通訳・水原一平被告が2024年6月4日(日本時間5日)、銀行詐欺と虚偽の納税申告書作成の罪を認めた。これを受け、大谷選手が声明を発表した。
「少しでも勝利に貢献できるよう試合に集中したい」
水原一平被告は4日、カリフォルニア州サンタアナの裁判所に出廷し、大谷選手の口座から1697万5010ドル(約26億3000万円)を不正に送金した銀行詐欺の罪と虚偽の納税申告書を作成し、約410万ドル(約6億3700万円)の所得を申告していなかった罪を認めた。
これを受け、大谷選手は声明を発表した。
「捜査が完了し、罪も全て認められた今、私及び家族にとっても重要な終結を迎えることができました。すべての証拠を完全に明らかにしながら、これほど徹底的かつ効果的な調査を迅速に遂行してくれた当局に心から感謝を伝えたいと思います。
今回の件は私にとっても非常に複雑で困難な時期でした。この間にずっと絶え間ない支援を続けてくれた家族、代理人、事務所の関係者、弁護士、そしてドジャース球団に感謝しております。
この件に終止符を打ち、前に進む時期が来たと思っています。これからもこのチームの一員として少しでも勝利に貢献できるよう試合に集中したいと思います」
ドジャースも「水原一平に対する刑事訴訟における本日の答弁と、連邦及びMLB双方の捜査の終結を受け、ドジャースは翔平とチームがこの件をすべて過去のものにし、ワールドシリーズ優勝を目指して前に進めることを嬉しく思います」と声明を出した。
Xでは「まだまだ精神的にはプレーに影響があるでしょうが、なんとか頑張って欲しいですね」「辛いかもしれないけど、これからも頑張って欲しいですね」「大谷さんお疲れ様でしたここから野球に集中ですね」「大谷さん、応援しています!」など大谷選手を励ますコメントが多数見られた。
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) June 4, 2024