韓国プロ野球(KBO)リーグのキウム・ヒーローズに所属するキム・ヘソン内野手(25)が、大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手(29)の代理人事務所「CAA」と契約した。複数の韓国メディアが2024年6月3日に報じた。
韓国を代表する内野手のキムは、今シーズン終了後にポスティングシステムを利用しての大リーグ挑戦を表明している。
「メジャーリーグ行きは実力だけで決まるわけではない
「走攻守」揃っているキムは、21年シーズンから3年連続で3割をマーク。23年シーズンは137試合に出場しリーグ2位の打率.335を記録した。
21年には46個の盗塁を決め、盗塁王のタイトルを獲得した。ユーティリティープレイヤーであるキムは、守備面でも高い評価を受け、21年から3年連続でゴールデングラブ賞を獲得している。
また、プロリーグのみならず国際大会でも活躍し、23年に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に韓国代表として出場。地元メディアによると、WBCの活躍が「CAA」関係者の目に留まったという。
地元メディアはキムが大谷と同じ代理人事務所と契約したことに興奮を隠さなかった。
「スポーツ朝鮮」(WEB版)は、大リーグ進出を目指す選手が「CAA」と契約を交わす意義を次のように解説した。
「メジャーリーグ行きは実力だけで決まるわけではない。どのようなエージェントと一緒にいるのかも非常に重要な要素だ。エージェントが献身的に球団との交渉に取り組むことで入団の可能性が高まり、条件も良くなる。CAAと手を組めば、良いスタートを切ることができる」