俳優の松下洸平さんが、2024年6月2日に放送されたNHK大河ドラマ「光る君へ」で披露した宋語(中国語)の発音の良さが注目を集めている。
松下さん演じる周明、越前の砂浜でまひろと出会う
本作は、俳優の吉高由里子さんが主人公を務める大河ドラマ第63作で、平安中期に千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を生み出した紫式部の生涯を描いた作品だ。松下さんは、まひろが住むことになる越前に宋の商人とともにやってきた、宋の見習い医師・周明を演じている。
越前国府に行く前、敦賀にある「松原客館」に立ち寄ったまひろと父・為時(岸谷五朗さん)。まひろが浜辺を歩いていると、1人の宋人男性が佇んでいた。興味を持ったまひろは「ごきげんよろしゅう」と話しかけ、「私の名前はまひろ」と自己紹介するが、男性はわからないと首を振る。すると近くに落ちていた木の枝を拾い、砂浜に「周明」と書いて見せた。「あなたの名前はシュウメイ?」と尋ねるまひろに、「ヂョウミン」と発音を正す周明。そのうち仲間の1人から帰ってくるよう声をかけられた周明は、まひろに「ザイジィエン(再見=さようならの意味)」とあいさつして去っていくのだった。
宋語の上手さに称賛の声、「日本語も喋れたんかーい!」ツッコミも
翌日、腹痛を訴える為時。すぐさま宋の薬師が呼び寄せられるが、そこに登場したのは周明だった。周明は通訳を介しながら宋語で診察をし、鍼治療で為時の病状を改善。為時とまひろを大きく驚かせた。
越前での暮らしの始まりに反響があがるなか、視聴者の注目を集めたのは松下さんの宋語の達者っぷり。X上では、「松下洸平の中国語が吹き替えかと思うくらいうまかったんだけど、マジなの?すごいな」「中国語語学研修がっつりしたあとに3年間上海に赴任していた夫が『お、発音いいな』と言ってました」「もちろんご本人の努力が1番大きいけれど、やっぱりアーティストやからかな、耳がいいのもあるんやろうなぁ」などと、感心する声が続出した。
また、ドラマ終盤では周明が突然日本語を話し始めるという驚きの展開を迎え、「日本語も喋れたんかーい!」とのツッコミを入れる声も多くあがっている。