西武は松井稼頭央監督の休養を発表し、渡辺久信GMが交流戦から監督代行で采配をふるっている。
主力選手がFA移籍で他球団へ 若手の野手陣が伸び悩み
松井監督に対する球団の期待は大きかった。
現役時代は走攻守3拍子揃った遊撃手として活躍し、最多安打2度、盗塁王3度獲得。トリプルスリーを達成するなどパンチ力も兼ね備え、日米通算2705安打を記録した。
18年限りで現役引退以降は西武で2軍監督、1軍ヘッドコーチを歴任。2度のリーグ優勝を飾った辻発彦前監督の下で学び、昨年に満を持して監督に就任した。
ところが、森友哉(オリックス)、山川穂高(ソフトバンク)と主力選手がFAで他球団に移籍し、若手の野手陣が伸び悩んだ。
深刻な貧打が解消できず思うような結果が残せない。昨年は65勝77敗1分で5位に低迷。
今シーズンも4月の初旬から2勝15敗と大きく負け越して借金10に到達すると、その後も上昇するきっかけがつかめず、借金はワーストの17に。
最下位に低迷し、休養でチームを離れることはショックが大きかっただろう。