「白川が成功すればお互いにウィン・ウィンに」
「白川が成功すれば、お互いにウィン・ウィンになる可能性があるため、日本でも注目している。リーグレベル自体は、日本の独立リーグよりKBOリーグの方がはるかに高い。もちろん、日本は独立リーグとはいえ、最近では『プロ指名を受けなかった若い選手』も多く入団しているため、社会人野球と同じくらいレベルが高くなっている。特に白川の場合、独立リーグで毎年開幕投手に選ばれるほど突出したエース投手だった」
そして、白川の存在によって浮彫りとなった韓国球界の現実について、こう解説した。
「白川が活躍すればするほど、KBOリーグの球団には新たな選択肢が増えるだろうが、逆に白川が韓国と日本のレベル差を確認する苦い現実に直面しなければならない」
白川が所属していた徳島インディゴソックスの公式サイトによると、白川は徳島・池田高校出身で、182センチ、92キロの右投げ右打ち。24年シーズンは5月22日時点で6試合に登板し、4勝1敗、防御率2.17。
公式サイトでは白川の移籍の経緯を次のように説明している。
「公式戦で登板した白川投手の投球が先発ローテーション投手候補を探し、視察に訪れていたSSGランダースの関係者の目に留まり、契約に至りました。徳島球団としても白川投手の環境を変えることで、NPBドラフトに向けて弾みがつくと判断し、快く送り出すことといたしました」
スポーツ朝鮮によると、白川は韓国入国後、就労ビザの発行などで時間が必要だったが、5月31日にビザ発給が完了し、1日の実戦登板に至ったという。