井上尚弥、3階級上ライト級王者ドリームマッチは「無理がありすぎる」 元世界王者2人が否定的見解

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

アルギエリ氏「さらに3階級も上げろというのか?」

   条件付きながら対戦実現に自信をみせたアラルシク氏。一方で、デービスは井上よりも3階級上の王者で対戦を実現させるのにはハードルが高い。

   このような理由からアルギエリ氏は「井上はすでに5階級目(フライ級を飛び越したため実質王座獲得は4階級)なのに、さらに3階級も上げろというのか?」と指摘し、マリナッジ氏は「無理がありすぎる」と否定的な見解を示した。

   井上はライトフライ級(48.9キロ)、スーパーフライ級(52.1キロ)、バンタム級(53.5キロ)、スーパーバンタム級(55.3キロ)の4階級を制し、将来的にはフェザー級(57.1キロ)を視野に入れている。

   バンタム級とスーパーバンタム級で4団体王座統一を達成し、戦績は27勝全勝(24KO)と、ほぼ完ぺきなレコードを誇る。

   一方のデービスはスーパーフェザー級(58.9キロ)、ライト級(61.2キロ)、スーパーライト級(63.5キロ)と、世界3階級を制覇した強豪だ。

   現在はライト級王座を保持しており、6月15日にフランク・マーティン(米国、29)を相手に防衛戦を予定している。戦績は13年2月のプロデビュー以来無傷の29連勝(27KO)を誇る。

   複数階級を制した無敗同士による対戦は世界が注目する「ドリームマッチ」になることは必至だが、体重の問題などにより現実的には厳しいそうだ。

   スーパーバンタム級4団体統一王者の井上は、当面同級にとどまり王座の防衛をしていく見通しで、9月に防衛戦を計画。対戦相手は元IBF同級王者テレンス・ジョン・ドヘニー(アイルランド、37)が候補に挙がっている。

1 2
姉妹サイト