リユースショップが全国に広がり古着が身近に
1990年代には、「第1次古着ブーム」が起きた。80年代以前のヴィンテージアイテムなど、希少価値の高いアイテムが人気を博した。米国の学生ファッションをイメージした「アメカジスタイル」が流行したと、セカンドストリートの担当者は話す。東京・原宿や高円寺、下北沢のような「古着街」とされる特定のエリアに構えた店が好まれる傾向があった。
これに対して現在の第2次古着ブームでは、リユースショップが全国に広がり古着が身近になった。そのことから、比較的新しいブランド服を少しでも安く買って楽しむ人が増え、店舗も各地で増えたのだ。
古着店のジャンルの細分化も進んだ。欧米からの品だけでなく、比較的新しいブランドやラグジュアリーブランドのヴィンテージアクセサリー、ゴシックロリィタの古着専門店と、さまざまなジャンルのニーズが高まっているとのことだった。