「第2次古着ブーム」という言葉を、Xやインスタグラムで見る機会が増えた。古着コーデの写真や動画が紹介されている。町中でも、古着店やその看板を見る機会が多くなっている印象だ。
古着をはじめリユース品を扱い、全国で800店以上営業している「セカンドストリート」を取材した。
コロナ禍以降増える「無人店」
セカンドストリートによると、近年、SDGsの理念が広まる中で、物を捨てずに再利用する意識が高まっており、古着店への客足が伸びている。こうした風潮が「第2次古着ブーム」につながっているようだ。
特に、Z世代など若い世代の衣服への関心は、ファストファッションから自分らしさや個性を重視する方向へ変化している。自分に合った服装を求めるうえで、手頃な価格もあって古着への人気が高まっていると考えられるという。
コロナ禍以降、消費者は店員との対面を避け、自分のペースで商品を選びたいというニーズも高まりつつある。そこで最近は「無人販売」の古着店が増加しているとの話だ。店側は24時間営業が可能なうえ、人件費が削減できる。利用者にとっては、店員と会わずに自分で商品を選べ、機械で支払いを済ませられる。