「投手」大谷翔平、これからどんな起用法がいいか? 米解説者たちが激論「もし衰退していたら...」

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   2023年9月に右ひじの手術をして、投手としてはリハビリ中のロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手。MLB専門チャンネル「MLBネットワーク」の番組「MLBナウ」で解説者らが大谷選手の来季の投手起用について議論した。

  • ドジャース公式Xより
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プレーオフ限定でリリーフ投手として起用しては

   番組の司会・ブライアン・ケニー氏は来季の大谷選手の起用法について「もし私がドジャースの人間なら彼にライトをやらせてただ打たせる。彼は明らかに打者として傑出している。彼はMLBで最高のバッターになれるだろう。翔平にはライトをやらせるべきだ」と打者中心で起用するべきだとした。

   投手としては「ディビジョンシリーズではプルペンから出ることができる」と、プレーオフ(ディビジョンシリーズ)限定でリリーフ投手として起用するのがよいと語った。

   一方で、スポーツキャスターのボブ・コスタス氏は「でも、彼自身はピッチャーをやりたがっているから納得させるのは難しいかもしれない」とケニー氏の案には否定的。そして「1年間二刀流をやってみて、その結果次第でどのように起用すべきか決めるのがよいのではないか」と語った。

「(二刀流を)1年やってみて、それがどのように機能するか見てみよう。もし衰退していたら下り坂を意味する。もし実際にパフォーマンスに衰えがあり、投手としてサイ・ヤング賞のレベルに到達していないのであれば、納得させやすいかもしれない」(ボブ・コスタス氏)

「ドジャースには大きな先発投手が必要だ」

   スポーツコメンテーターのクリス・ルッソ氏は「彼は投げたいと思っている。ドジャースはコロナの短縮シーズンを除いて、1988年以来ワールドシリーズで優勝していない。彼は大舞台で、打者よりもマウンド上でより大きなインパクトを与えるだろう」とコスタス氏の意見に賛同。

「ドジャースには大きな先発投手が必要だ。彼がマウンドに立ち、4、5試合ポストシーズンを戦い抜くことは、健康であれば非常に大きな、そして信じられないようなインパクトを与えるだろう。だから彼をプレーさせなければならないと思う」(クリス・ルッソ氏)

   これに対してケニー氏が、大谷選手が登板間隔をあけ先発することはローテーションに混乱が生じないかと投げかけると、コスタス氏は次のように語った。

「現代のゲームでは投手はケガで離脱しやすい。しかし、全員が健康であればドジャースは先発投手層が厚いので、(大谷選手について)少なくとも来季は登板間隔を開けて限定的に起用できる。すくなくとも来年はスポットで大谷を見られるだろう。70イニングを投げてほしいだけなんだ」(ボブ・コスタス氏)

   この案にはケニー氏も「それは納得できる道だ」と賛成していた。来季の投手・大谷の起用法はどのようになるのだろうか。

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