【西武】交流戦1カード目は勝ち越し チームの「雰囲気変わった」明るさの中にピリッとした緊張感

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   松井稼頭央監督の休養が発表され、渡辺久信GM兼監督代行が交流戦から指揮をふるう西武。2024年5月30日の中日戦(バンテリンドーム)で3-0と快勝し、カード勝ち越しの好スタートを切った。

  • 埼玉西武ライオンズの本拠地・ベルーナドーム
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ピンチの場面でスパッと代えた渡辺監督代行の手腕

   この日は主砲の中村剛也が休養。4番に入ったのは蛭間拓哉だった。マルチ安打でチャンスメークすると、5番に入った岸潤一郎が6回に中前適時打を放つなど2打点の活躍で期待に応えた。

   渡辺監督代行がこの3連戦から「7番・左翼」でスタメン起用しているコルデロも6回に左犠飛で貴重な3点目を追加した。

   継投策も的中した。先発の武内夏暉が6回途中まで無失点の好投を見せていたが、2死二塁のピンチを迎えると平井克典にスイッチ。中田翔を右飛に仕留めた。

   平井は7回もマウンドに上がったが、村松開人、田中幹也に連打を浴びて無死一、二塁と一発を浴びれば同点の危機で、左腕・佐藤隼輔に代えた。

   佐藤隼は後続を凡打に切り抜けて無失点。完封勝利で逃げ切った。

「蛭間、岸をチームの核にしようという強い意志が感じられます」

「松井監督だったら、7回に平井がピンチを迎えた場面で交代させず続投させたでしょう。実績のある選手を信頼した起用法が多かったですが、渡辺監督代行はスパッと代える。ドライかもしれないが、勝利に徹して後悔のない決断を下している。打線も中日3連戦のオーダーを見ても日替わりでコロコロ変えず、蛭間、岸をチームの核にしようという強い意志が感じられます。チームの雰囲気も変わりましたね。明るさの中にピリッとした緊張感がある。もともと投手陣はいいチームなので、打線が稼働すれば十分に巻き返せます」(スポーツ紙記者)

   5月31日からは本拠地・ベルーナドームに戻り、巨人を迎え撃つ。本格的な逆襲へ、大型連勝につなげられるか。(中町顕吾)

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