図工の授業の日は、親が校門まで荷物運びの手伝い
J‐CASTニュースBiz編集部は、複数の親に「通学時の重さ」問題について話を聞いた。
小6女子と小2男子を持つ40代の母親はこう語った。
「うちの子たちはランドセルを使っています。ランドセル自体が大きくて重い(約1.5キロ)ので、1年生の頃は荷物が多い月曜日や、絵の具セットと工作の材料を持っていく図工の日などは、私や夫が校門まで荷物運びの手伝いをしていました。
金曜日は、子どもは汗びっしょりで、体操着や上履き、給食係の割烹着が入った巾着を引きずるように持って帰ってきました。学期が変わる時は親にとって大騒動です。かなり大きい防災頭巾も学校の椅子に常備しているので、朝顔の鉢などのオオモノと一緒に、夏休み前と2学期前に親が学校に出向き、運びます。
iPadは、1年生の時に支給されましたが、息子は小2の今でも必要な日だけ「持って来て」と連絡があります。6年生の娘はiPadを授業で使うので、毎日ランドセルに入れています。教科書、ノートも従来通りランドセルで持ち運んでいますから、大人の私が持ってもかなり重い。家族4人ぼ1週間分の食材を買ったスーパー帰りくらいの重さです」
また、中学1年男子と小学3年女子を持つ40代の父親はこう語った。
「ランドセルが義務ではなく、リュックだとラクだということは知っていましたが、周囲にリュックで通学している小学生を見たことがないので、2人とも迷わずランドセルを買いました。
ランドセルは確かに重いですが、日本のランドセルは頑丈だし、デザインもいいからリサイクル品が発展途上国に人気だと聞いています。上の子が中学に入った時に、ランドセルをイオンの国際協力支援『思い出ランドセルギフト』を通じて途上国の子どもに寄付しました」