「いるメンバーでやるしかない」
就任2年目の松井監督が成績不振の責任を取るかたちで休養し、渡辺監督代行が交流戦から指揮をふるう。
前回の監督時代は、就任1年目の08年に日本一を達成。13年までの6年間でBクラスは1度のみと毎年のように優勝争いに絡んでいたが、今回は状況が違う。
若手が伸び悩み、得点力が深刻な中で局面をどう打開するか。
スポーツ紙記者は
「いるメンバーでやるしかない。初戦は結果が出ませんでしたが、コルデロを左翼、中村を一塁で起用した策は相手バッテリーに脅威を与えるという点から見れば悪手ではないと思います。守備力は大事ですが、得点を取らないと白星を重ねられないですから」
と采配に理解を示す。
借金16で最下位に低迷するが、試合は続く。大幅なテコ入れで上昇気流に乗るきっかけをつかみたい。(中町顕吾)