元中日選手が「人食いバクテリア」感染を報告 一命取り留めるも「指切断の可能性ゼロじゃない」

   元中日ドラゴンズの外野手で、現在独立BCリーグの信濃グランセローズに所属する滝野要さんが2024年5月27日、通称「人食いバクテリア」に感染したことを報告した。

  • 滝野要さんのX(@taki7828)より
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23日に緊急入院および緊急手術

   滝野さんは24日に公開した動画で、前日23日に長野県内の病院で緊急入院および緊急手術をしたと伝えた。滝野さんは19日時点で、左手中指に切り傷があり、患部を絆創膏とテーピングで保護し走塁用手袋を装着した上で試合に出場。試合では2度出塁し、合計10回以上1塁ベースに手から帰塁していたという。

   翌20日には左手中指がパンパンに腫れたため、病院で診察を受けたところ「打撲」と判断されたものの、その後も痛みと腫れの症状は悪化。22日に救急外来へ行くとただちに入院・手術するべきと診断され、セカンドオピニオンでも同様の判断がなされたため、23日の夕刻に緊急手術を受けたとのことだ。滝野さんが医師から聞いた話によると、病名は「左手中指化膿性腱鞘炎」で、「もうちょっと経ってたら左手の機能を失ってた。または切断になってたということも言われました」とも語っていた。

   27日に公開した動画で滝野さんは、左手の中に入った菌を病院で詳しく調べてもらった結果、医師から「人食いバクテリアでしたよ」と言われたと明かした。

   人食いバクテリアの正式名称は「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」。傷口や鼻、喉の粘膜から感染し、発症すると急速に進行して皮膚の壊死や多臓器不全を引き起こして、致死率は約30%に達するとされている。

   滝野さんは「たまたま運よく生きてますけど、もうちょっと遅かったらほんとにどうなっていたかと。怖いなと思っています」と述べ、現在は、抗生物質などを投与しながら菌を抜く治療を行っていると説明した。滝野さんが医師から聞いた話によれば、問題がなければ傷を閉じ、問題があれば傷を閉じずに治療を継続して、再び手術をしなければいけないという。

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