「男の子に笑顔になってほしくて」
卯月さんは、「後日ホテルから届いた袋を開封すると写真の通りの状態でプチプチに包まれたレッカー車と落としたトミカが透けて見えました」ともいい、
「長男が『レッカー車付いてる!』と大喜びし、家にあるもう一台のトミカのレッカー車と並べていました。笑 落とした本人の次男も嬉しそうに見ていました」
と述懐した。自身は当初、ほかの客の落とし物が誤って届いたのかと思ったものの、「手紙を読んですぐに理解しホテルの粋な対応に感動しました」とする。
今回のサプライズを演出したW大阪にも取材すると、広報担当が27日、「男の子に笑顔になってほしくて、別々のチーム同士が連携し、アイデアを出し合いました」と背景を明かした。
普段から「遊び心あふれるサービス」を心がけているとし、「今回はそのような私たちのスタンスが上手く表現できた、とてもいい例だと思います」と喜ぶ。具体的な「連携」の内容も説明した。
まず、卯月さんの申告から数日後にエレベーター点検が行われ、「エンジニアの男性がくまなく探し、発見」。「彼も2人の子供がいるので、ミニカーをなくした時の残念そうな息子さんの様子が手に取るように分かりました」と説明する。