松井稼頭央監督「休養」の西武、チーム低迷はFA流出のせいか? 元コーチが指摘...課題山積の「選手育成」問題

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「西武は交流戦でそれほど勝ち星が伸びるとは思えません」

   勝率3割台の西武はこのままのペースでいけば、シーズン100敗の可能性もある。楽天コーチ時代の05年に、シーズン38勝97敗1分を経験した橋上氏は、当時を次のように振り返り西武の今後に言及した。

「楽天の初年度(05年)は100敗するだろうと覚悟はしていました。ただ、当時はセ・パの力の差があり、交流戦の試合数も多かったので、交流戦で勝ち星を稼ぐことができました。それが100敗を免れた大きな要因だったと思います。交流戦が現在のように少なかったら100敗を喫していたかもしれません。最近はセ・パの差がなくなってきているので、西武は交流戦でそれほど勝ち星が伸びるとは思えません」

   そして、西武の今後の課題についてこう指摘した。

「私が西武でコーチをしていた時代から、野手でいえば山川(穂高)選手、浅村(栄斗)選手、森(友哉)選手、秋山(翔吾)選手ら主力選手が半分くらい抜けてしまったが、西武は今までもそういう歴史を繰り返してきた。その中で新しい選手が出てくるという強みがあった。それが今では見られなくなった。フロントを含めた育成を見直さなければならないと思います」

   チームは渡辺監督代行のもと28日からアウエーで中日3連戦、31日からホームで巨人を迎える。交流戦は6月16日まで計18試合が行われる。

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