「構成を先発ピッチャー中心にしすぎたところがある」
チーム低迷のもうひとつの要因として、外国人選手の不調を挙げた。
今シーズンから加入したヘスス・アギラー内野手(33)、フランチー・コルデロ外野手(29)の両選手がここまで調子が上がらず低迷している。
アギラーは30試合に出場し打率.204、2本塁打、10打点。コルデロは14試合の出場にとどまり、打率.176、1本塁打、3打点と苦しんでいる。
橋上氏は「まずは外国人選手ともう一度話をして、モチベーションを上げさせることをやるべき」とし、以下のように指摘した。
「せっかく獲得した外国人選手ですし、まだ底が見えているわけでもない。モチベーションの低下が成績低下のひとつの要因になっていると思います。そこに手を加えるべき。打線が低調だと分かっていた上での外国人選手の補強ですから、もう一度、モチベーション的なものを含めていろいろとケアをしてあげながらやるしかない」
さらに投手陣に言及。「明らかに先発陣とブルペン陣の力の差がある」とし、次のように持論を展開した。
「ピッチャーでいえば、構成を先発ピッチャー中心にしすぎたところがある。先発完投ができるピッチャーばかりいればよいが、現状100球、7回で交代となる。点を与えないピッチャーと、点を取れない打線なので、どうしても僅差で終盤まで行く。リリーフピッチャーが先発よりも力が劣るので、競り負けてしまう。延長戦で連敗しているのはそういうこと。ピッチャーの編成を今一度、見直したほうがいい。たしかに先発ピッチャーは大事だが、今の野球は7回以降のピッチャーが非常に大事になってくる」