「ある程度失敗に目をつむって、若い選手を固定して起用を」
渡辺GMは13年以来、11年ぶりの現場復帰となる。監督就任1年目の08年にリーグ優勝、日本一へ導いたが、今回はチーム再建がいばらの道だ。
西武を取材する記者は
「若手が伸び悩み、他球団ならファームにいるレベルの選手が試合に出ている状態です。常勝軍団に戻るには時間が掛かるでしょう。ある程度失敗に目をつむって、若い選手を固定して起用した方がいい。一本立ちするに2、3年かかる覚悟が必要です」
と指摘する。
松井稼頭央監督の休養は選手たちにとってもショックだが、試合は続く。最下位からの逆襲に向け、選手個々の奮起が求められている。(中町顕吾)