上司の役割は部下に「作業」でなく「仕事」をさせること 根気よく「目的意識」を伝え続けよう

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   上司の言葉がけひとつで、モチベーションが高まった経験はありませんか?

   実際のエピソードや感動的なエピソードを取り上げ、人材育成支援企業FeelWorks代表の前川孝雄さんが「上司力」を発揮するヒントを解説していきます。

   今回は、正社員に抜擢登用した若手部下を後継者へ厳しく育て上げた上司のエピソードです。

  • 若手部下を育てるには
    若手部下を育てるには
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組織は、目的を実現するために多様な人が集う共同体

   <驚くほど細かい上司の指導も、いまは感謝 20代女性社員を成長させた「上司力」のポイントは>の続きです。

   自分では気づかないYさんのよさをいち早く見抜き、惜しみなく仕事に生かすよう進言した上司のKさん。

   そして、上司を信頼するがゆえに助言を素直に受け止め、実行することで抜群の成長ぶりを発揮したYさん。

   上司と部下として良好な関係にも思えますが、実はぶつかることも少なくありませんでした。

「それでも決裂することなくやってこれたのは、普段から互いに自己開示を心掛けているからだと思います。自分の胸の内を明かさなければ、相手の信頼も得られません。仕事中も休み時間も、必要最低限の会話だけでなく、一見無駄に思える話でも、たくさん言葉を交わすようにしています」(Kさん)

   Yさんは今、最近一緒に仕事をし始めた後輩社員の姿を見ていると、駆け出しだった頃の自分の姿に重なるといいます。

   そして、「あ、そういうことだったのか!」と、当時上司のKさんが言っていたことの意味を痛感するといいます。

   Kさんと、Yさん。2人は、次のように語っています。

「マネジメントとまではいかないまでも、これからは働きがいある環境づくりをしていきたい。私がKさんにしてもらったことを、今度は私が後輩ために考えていきます」(Yさん)
「組織とは、同じ目的の下に多様な人が集まってきた共同体です。その人たちといかに楽しく仕事ができるかを考えたり、何かを成功させた時の喜びを共有できるのが、醍醐味だと思います」(Kさん)
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