詐欺見抜くには?警察庁に聞いた
詐欺を見抜くには。J-CASTニュースの取材に、警察庁広報室はこう断言する。
「警察官が電話等で逮捕・勾留などをほのめかして、現金を振り込ませることはありません。また、警察官がSNS等の通信アプリを利用して、被害者等に連絡することはありません。警察官などをかたって金銭を要求されたら詐欺です。すぐに家族又は警察へ相談してください」
では、被害を防ぐにはどうすれば?
「お尋ねの手口も含め、特殊詐欺の犯人が被害者をだます手段として用いるツールの多くは電話(※)です。
※令和5(23)年中、被害者をだます手段として最初に用いられたツールの実に約80%(77.4%(暫定値))が電話。
被害を防止するためには、犯人からの電話を直接受けないようにすることが重要であり、非通知からの着信をブロックするナンバー・リクエストへの申込みや国際電話の着信を無料でブロックできる国際電話不取扱受付センターへの申込みのほか、相手方の番号を表示するナンバー・ディスプレイへの申込み、ご自宅の電話を常時留守番電話設定にしていただくといった、犯人からの電話を直接受けないための対策が有効です。
お尋ねの手口においてもこれらの対策が効果を発揮するものと考えています。
なお、ナンバー・リクエストやナンバー・ディスプレイについては、NTT東日本及びNTT西日本において、70歳以上の高齢者及びその同居の家族の名義の電話について無償化する取組が行われていますので、申込みをするだけで利用することができます。
また、国際電話不取扱受付センター(0120-210-364)に申し込めば国際電話番号からの発着信を無償で休止できます。」