2024年5月24日に放送されたNHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」第40話で、主人公・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)の夫・優三(仲野太賀さん)が戦争に出征することになった。見送りのシーンに、朝から号泣したとのコメントが多く寄せられている。
出征前の最後のデート、寅子が土下座して謝罪
ドラマは昭和初期に日本で初めて法曹の世界に進んだ女性の実話に基づき、寅子が仲間たちと切磋琢磨しながら自らの道を切り開く姿を描く。
戦局が厳しくなるなか、とうとう優三の元にも召集令状が届いた。寅子の父・直言(岡部たかしさん)から「出征前に何かしておきたいことはあるかい」と尋ねられた優三は、「じゃあ、明日少しだけトラちゃんとお出かけさせてもらえたら」とお願い。翌日、2人は近くの川にでかけると、寅子は突然土下座をして「私、自分が弁護士として出世したいばかりに、優三さんの優しさにつけこんで結婚して。でもすぐやめて、優三さんに甘えて子ども作って......」と思いを懺悔する。寅子が優三と結婚した理由は、女性弁護士の立場の弱さを憂い、社会的信用を得るためであったことはこれまでに描かれてきた。