「女性に優しい」「女性優遇」ではなく、「平等さ」を評価
J‐CASTニュースBiz編集部は、調査を担当したオープンワーク広報に話を聞いた。
――トップ10社に外資系企業が7社も入っています。「女性に優しい」とか「女性を優遇する」ではなく、「平等さ」に対する評価が高い結果だとありますが、具体的にはどういう企業風土なのですか。
オープンワーク広報 外資系企業のクチコミからは、仕事に挑戦する機会が多いこと、成績上位者に対する社内表彰でも男女比に偏りがない、といった声から男女差がない企業風土がうかがえます。
成果を求められるからこその厳しさを表すクチコミもありますが、柔軟な働き方を可能にする制度を活用して、出産や育児に対応し、仕事との両立を図っている様子が見てとれます。リポートに紹介していないクチコミとしてはこんな声が寄せられました。
P&Gジャパン「女性も男性も全く意識したことは一度もないです。男女格差はまったくなく、完全に実力主義なので女性でもやりがいを持って働くことができます。良くも悪くも実力主義なので、成果がしっかり出せていれば、子どもがいてもいなくても平等に評価されます」(マーケティング、女性)
日本マイクロソフト「社内的には、女性だから◯◯というような目でお互いを見ていないので、女性だから働きやすい/働きにくいはないと思います。求められる仕事は男女変わらない、結果重視、という意味ではフェアかと思います。
一方で、一般的に女性のほうが家庭環境やライフステージによる影響を受けやすくはあるので、工夫している社員は見かけます。産休復帰後のママさんや子どもが熱を出したママさんなど、午後休など使いながら、上手に仕事に取り組んでいます」(営業、女性)
プルデンシャル生命保険「女性が働きやすい職場ではあると思う。産前産後、育休、時短等の各種制度は充実しており、リモートワークも可能。活躍している女性管理職もたくさんおり、性差が原因で昇進できないことは決してない」(スタッフ、女性)