「寒いし足腰痛い」約1000人がJR新山口駅で夜を明かす キンプリイベントで「帰宅難民」発生した理由

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「最後のお客様が乗車されるまで3時間程度の時間を要することが予想されます」

   JR西日本の中国統括本部は5月23日、取材に対し、帰宅難民が1000人ぐらいいたと明らかにし、駅員がこうした対応をしたと説明した。

   イベントに備え、会場最寄りとなる在来線の宇部線・阿知須駅から上下線で各3本の臨時電車を出したとしたが、新幹線については、遠くから来る客は終電をチェックしているはずだとして、臨時は出さなかったという。

   帰宅難民が出たことについては、「主催者が注意すればいいことですので、要望などを申し上げることはありません」と話した。

   新山口駅などを管轄する山口県警の山口南署は同日、取材に対し、閉演後に、事前予約販売された会場隣接の駐車場から一般車が一斉に出たため、シャトルバスが渋滞にはまって新山口駅に到着するのが遅れたと答えた。事故渋滞だったとの情報がX上で出回っていたが、同署は、その事実を否定し、自然渋滞だったとの見方を示した。

   帰宅難民のトラブルは聞いておらず、住民などからの苦情も把握していないという。計画に無理があったのかについては、「主催者は、色々と対策を考えられていたようですし、こちらからコメントする立場にはありません」と述べた。

   シャトルバスの利用について、主催者も、事前にファンに注意は呼びかけていた。イベントの公式サイトでは、「公演終了後のシャトルバス乗車には混雑により、最後のお客様が乗車されるまで3時間程度の時間を要することが予想されます」「新幹線等の希望される時間の交通機関に間に合わない可能性がありますので予めご了承ください」と書かれてある。

   それでは、会場に隣接した駐車場の運営に問題はなかったのだろうか。

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