バラエティー番組「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)の元メンバーの「三ちゃん」こと三中元克さんが、2024年5月22日公開のお笑いコンビ「ニューヨーク」のYouTubeチャンネルに出演。番組の企画でプロレスラーを目指し道場に住み込みで修行することになった当時のことを明かした。
何も聞かされないまま道場へ、番組側は「何年かかってもいい」
三中さんは10年に行われた「めちゃイケ」の新メンバーオーディションで、「唯一の素人」としてレギュラーメンバーとして抜てきされた。芸人を目指していた三中さんは、16年にコンビを組んで、よしもとクリエイティブ・エージェンシー(当時、現・吉本興業)と契約。「めちゃイケ」の素人枠だった三中さんをプロになってもレギュラーとして続投すべきかどうか、コンビでネタを披露した上で視聴者投票を実施し、「不合格」に。三中さんは実質「クビ」となった。現在は、当時とは別のコンビ「ラフリベンジャーズ」で活動している。
プロレス企画は15年から16年にかけて放送された。動画の中で三中さんは、プロレス企画のことは事前に聞いていなかったと話す。ある日番組ADから「明日昼間、打ち合わせしたいから家におってくれへん?」と言われ家で待っていると、「ナインティナイン」の岡村隆史さんが来たという。岡村さんは「じゃあ今から行こうか」と言い、三中さんは何も聞かされないまま岩手県にある「みちのくプロレス」の道場へと連れていかれた。
道場では「朝の練習が、まずスクワット500回やって、腹筋100(回)、背筋100(回)、腕立て100(回)、3時間外をランニングみたいな」「昼からはロープワークとか、股割りとか、ウエイトトレーニングとか」というメニューをこなしていたほか、掃除や冬は雪かき、さらにはみちのくプロレスの宣伝活動もしていたという。また、番組側はみちのくプロレスに「三中をライザップみたいにしてほしい」と要望していたため、食事制限も厳しかったと話す。
みちのくプロレス側は「彼を本当のプロレスラーにしようと思うと、5年6年かかると思いますよ」としたが、それでも番組側は「絶対に(プロレスラーに)してほしいです。何年かかってもいいです」と言った会話も聞いたと話す。