元巨人エース、好調すぎる大谷翔平を不安視 打撃専念で首位打者だが「最高の状態でやっているので壊れやすい」

「自分が20勝したときそうだったから」

   さらに巨人時代の経験を振り返り、大谷の現状に言及した。江川氏はプロ3年目の81年に20勝を挙げ最多勝のタイトルを獲得。このシーズンは最多勝、最優秀防御率(2.29)、最多奪三振(221個)、最高勝率(.769)に輝き、投手部門4冠を達成した。

   江川氏は「自分が20勝したときそうだったから」と切り出し、当時をこう振り返った。

「もう少しよく投げようと思ったから。それでわき腹を痛めたのでよく分かる。最高にいいときは、自分の最高の状態でやっているのでおっかない。(大谷が)3割7分くらい打っていて3試合連続くらい(ホームランを)打ったときに『おっかない状態で出てきたな』と思った。1番最高の状態でやっているので壊れやすい」

   大谷は23日(日本時間)に本拠地ドジャー・スタジアムで行われたアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」で先発出場し、4打数1安打だった。

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