振付師の真島茂樹さんが2024年5月22日、虚血性心不全のため亡くなっていたことがわかった。77歳だった。23日、所属事務所が明らかにした。
大ヒットした松平健さんの「マツケンサンバII」の振り付け担当で知られる真島さん。バラエティ番組にも多数出演し、明るい人柄とで愛された真島さんの訃報に、悲しみの声が相次いでいる。
「亡くなる前日まで元気で仕事をこなしておりました」
キラキラ輝く華やかな衣装をまとった松平健こと「上様」が腰元ダンサーズを引き連れ軽快なリズムで舞い踊る「マツケンサンバII」。2004年に大ヒットしたのち、2021年頃からじわじわと注目を集め、再ブームを巻き起こした。
真島さんは振付師としてダンスを考案し、自らも腰元ダンサーズの一員としてステージに立っていた。
タレントとしても知られ、かつて日本テレビで放送されていた人気バラエティ番組「超未来型カリスマSHOW おネエ★MANS!」にレギュラー出演。「マジー」の愛称でバラエティ番組でも人気を集めた。
直近では5月25日の「マツケンサンバコンサート2024」をはじめ、9月15日・16日のレビューショーイベント「ファビュラスレビューボーイズ in 札幌 グランドレビュー『Fantasy Showcase』~ファンタジー ショーケース~」にも出演を予定していた。
所属事務所の三喜プロモーションは23日、「真島茂樹に関するご報告」と訃報を伝えた。
「真島は、小さい頃からの夢を実現させレビューの道を邁進して参りました」とし、「『マツケンサンバII』の振付以降は、活動の幅も広げ皆様に愛される日々を送り、自ら『一生踊り子』という言葉を胸に亡くなる前日まで元気で仕事をこなしておりました」と直前まで元気に過ごしていたことを明かしている。なお後日、「お別れの会」を予定しているという。
「マジーさんのいないマツケンサンバは寂しすぎる......」
老若男女に愛されたダンスを手がけた真島さんの突然の訃報に、SNSでは惜しむ声が相次いでいる。
「しなやかで美しいダンスと明るく優しいマジーが大好きでした、もうテレビや舞台で会えないのが寂しいです...」
「マジーさんのいないマツケンサンバは寂しすぎる... 急過ぎてご本人も『あら?ここどこ? とりあえず踊りましょう!』とかなっていないかしら? マジーさんいないの本当に寂しい!」
「マジーさん...! あの軽快でみんなが踊れる振り付けは見てて楽しいし、ご本人のキャラクターもダンスのキレもすごくて子どもながらすごいなぁと思ってた」
直近まで元気に過ごしていた真島さんだけに、「つい先日、ラヴィットの『マツケンサンバII選手権』みたいな企画でお元気そうな姿をお見かけしたところやのに...! ニコニコ顔で審査してはったのに...! あまりにも突然のことでショックが大き過ぎるわ...!」「マジー先生、先日大阪の舞台で拝見したんだが...ステップ軽やかだったのに」など驚きも大きいようだ。