2試合で計33失点。打線も2試合連続完封負け。ソフトバンクに投打で圧倒され、屈辱的な敗戦でベンチを引き上げる楽天ナインは何を感じるか――。
21日は0-21、22日は0-12
2024年5月21日のソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)では0-21の大敗。翌22日も悪夢が待ち受けていた。0-12と一方的な展開で2試合連続の惨敗だった。
この日は、初回に5失点を失ったことで戦意が削がれたか。先発の荘司康誠は1死しか取れず4安打5失点KO。先頭の周東佑京を右飛に打ち取ったが、これが唯一のアウトだった。
今宮健太、柳田悠岐に連打を浴びると、山川穂高に左翼5階席へ特大の11号3ラン。内角に投じた153キロの直球は決して甘い球ではなかったが、いとも簡単にはじき返された。
マウンド上の荘司の表情はショックが色濃く残っていた。その後も近藤健介に四球、栗原陵矢に右翼フェンス直撃の二塁打、中村晃に四球と立ち直れず、満塁のピンチを作って降板した。
2番手の松井友飛もソフトバンク打線の勢いを止められない。海野隆司に2点中前適時打を浴びると、2回も4失点。0-9とこの時点で試合の趨勢が喫した。