井上尚弥戦に消極的?WBO&IBF1位「指名挑戦者」なのになぜ 識者が読み解く...グッドマン陣営の「思惑」

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   プロボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、31)の次期防衛戦の相手が不透明な状態にある。

   井上陣営は9月開催を目指し、WBO・IBF同級1位サム・グッドマン(オーストラリア、25)と交渉に入っているが、複数のスポーツ紙の報道によると、グッドマン陣営が9月開催に消極的な姿勢を見せているという。

  • 4団体統一王者の井上尚弥(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
    4団体統一王者の井上尚弥(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
  • 指名挑戦者グッドマン(グッドマンのインスタグラムより)
    指名挑戦者グッドマン(グッドマンのインスタグラムより)
  • グッドマン陣営(グッドマンのインスタグラムより)
    グッドマン陣営(グッドマンのインスタグラムより)
  • 対戦候補のドヘニー(ドヘニーのインスタグラムより)
    対戦候補のドヘニー(ドヘニーのインスタグラムより)
  • 雄たけびを上げるドヘニー(ドヘニーのインスタグラムより)
    雄たけびを上げるドヘニー(ドヘニーのインスタグラムより)
  • 4団体統一王者の井上尚弥(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
  • 指名挑戦者グッドマン(グッドマンのインスタグラムより)
  • グッドマン陣営(グッドマンのインスタグラムより)
  • 対戦候補のドヘニー(ドヘニーのインスタグラムより)
  • 雄たけびを上げるドヘニー(ドヘニーのインスタグラムより)

「普通に自信がないのだろうなと」

   メディアの取材に対して大橋秀行会長(59)は、グッドマン陣営が7月にノンタイトル戦を行うため、井上戦を12月にずらしてほしいと主張していることを明かした。

   大橋会長は「たぶん(井上尚が王座を)返上するのを待っているんじゃないか」と憶測するが、グッドマン陣営の思惑はどこにあるのか。J-CASTニュースは、数々の世界タイトルマッチをプロモートしてきたTMKジムの金平桂一郎会長(58)に分析してもらった。

   金平会長はグッドマン陣営の主張に対して「普通に自信がないのだろうなと取りますよね」とし、「2団体で1位の指名挑戦者が7月にノンタイトル戦をやる意味がどこにあるのか。プロはシンプルにそう思います。大橋会長でなくてもそう思うでしょう。返上待ちをしているかどうかは即断できませんが、おそらく怖がっていると思います。少なくとも最初の勢いはない」との見解を示した。

   さらにこれまで数多くの世界タイトルマッチをプロモートしてきた経験から「1位といっても『あなた挑戦者でしょ』という話。『何のための指名挑戦権なの?』と。『仮に7月のノンタイル戦で負けたらどうするの?』と。理解に苦しみます。時間稼ぎをしているのではということを含めてそう思う」とした。

   グッドマンはWBOとIBFで1位にランクされ、井上への挑戦権を保持している。

   WBCは1位だった指名挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ、29)が5月6日に井上に挑戦して6回TKO負けしたため、ランキングが入れ替わった。ネリが3位に後退してアラン・ピカソ(メキシコ、23)が1位に浮上した。

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