なぜ今メジャーでは「大きい変化球」が流行りなのか メジャー9年目・前田健太が指摘「以前とは全く違う」

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   米メジャーリーグ、デトロイト・タイガースの前田健太投手が2024年5月11日、日本ハムで活躍した元プロ野球選手、杉谷拳士さんのYouTubeチャンネルに出演。メジャーリーグで活躍している日本人選手たちを「誇らしい」と語った。

   また、メジャー9年目の前田選手は、自身の1年目を振り返りつつ、メジャーリーグの野球も年々進化していると指摘した。

  • 前田健太投手のインスタグラムより
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「日本人選手の評価が変わった」

   前田投手は、杉谷さんから「今続々と日本の選手がアメリカに渡ってきてるじゃないですか。日本人選手の活躍はどう感じますか?」と問われると「やっぱ誇らしいよ」とした上で、次のように語った。

「日本人すげぇだろみたいな。(メジャーの)選手もそう言ってくれる。もっと前の人、野茂英雄さんとかイチローさんとか、歴代の日本人選手が結果を残すことによって、日本人の見方が変わってきたと思う」

   歴代の日本人メジャーリーガーが活躍してきたことによって、日本人選手の評価が変わったとした。また、WBCでの日本人選手の活躍も評価されている要因の一つであると語った。

「日本人すごいなってなっていて、WBCもそうなんだけど強かったし、メジャーに来ていない日本のピッチャーも球が速かったりパワーがあったりとか、日本の野球すごいなってメジャーリーグで評価が変わってきている」

バットに当たらないボールを投げようと...

   また、メジャー9年目の前田投手は、メジャーリーグの野球も年々進化していることに触れ「(1年目の頃と)全く違う」と指摘した。

「メジャー1年目の時はツーシーム全盛期で、全員ピッチャーがツーシームで動かしてゴロを打たせる。今みたいにシフトもそこまでまだなくて、ちょっとあるかなってくらい。そこから1、2年経ってバッターが『フライボール革命』って言われるようになって、ツーシームでゴロを打たないように打ち方も変わってきた。そしたら次は、ピッチャーが高めにフォーシームを投げ始めて、伸びのあるフォーシームを投げるのが全盛期になってきた」

   ところが現在は、高めのフォーシームを「振らないバッターも増えてきている」とバッターも対策しているという。その上で前田投手は、投手にとっては「バットに当てさせないことが大事」だとして、次のように語った。

「当たればパワーがある分、長打になったりとかヒットになる可能性が高くて、だから今、(メジャーでは)大きい変化球が流行っていて、スイーパーとかが流行っているのはバットに当たらないボールを投げようとピッチャーがしている。今までだったら、ツーシームとかカットボールでバットに当てさせてアウトを取るのがピッチャーの主流だったけど、芯から外れても長打が出る。バッターの技術が上がってきている」
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