阪神の「捕手併用」問題に矢野燿大・前監督が持論 「併用がアカンみたいな風潮おかしい」「刺激与えるのも必要」

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下柳氏「俺も併用は全然」

   このような矢野氏の意見にMCの下柳氏が同調。梅野と坂本の特徴を具体的に挙げ、捕手併用の利点を次のように説明した。

「それが見事にはまってたから、梅野がケガした後も、坂本がある程度の経験を積ませてもらっていたから、厳しいところでやれてきた。俺も併用は全然。梅野だったらワンバン止めるのが坂本よりうまいとなったら、フォークボールの多いピッチャーとか、元気のいい若手に『思い切ってワンバンこいよ』みたいなキャッチャーがいてもいい。坂本みたいにインサイドワークでやるようなタイプとか2ついていいと思う」

   監督時代から捕手を併用して起用してきた矢野氏。現役時代、自身と併用して他の選手が起用されることで「成長」できたという。

「俺も星野(仙一・阪神監督)さん時代、シモ(下柳剛)が野口(寿浩)と毎週日曜にバッテリーを組むだけでもすごいプレッシャーを感じるわけよ。活躍されたら『俺でれへんのちゃうかな』と。いい意味で、刺激を与えるのも必要だと思う。レギュラーを安心させないという。(能力が)スバ抜けていたらそれでいいけど、そこまでいっていない段階ならばそうやって刺激を与えるというのも、監督とかはそういう意図も俺もあった」

   岡田監督就任1年目の23年シーズンは18年ぶりのリーグ優勝。そして、オリックスとの日本シリーズを制して38年ぶりに日本一を達成。今シーズンは20日時点で貯金「6」でリーグ首位に立っている。

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