PFP2位後退の井上尚弥、なぜウシクに1位の座を奪われたのか? 識者が分析「両者の実力差というよりは...」

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「ヘビー級は別格である」

「井上選手が元世界2階級制覇のネリ選手を相手に素晴らしい試合をしたのは確かです。これに対して、無敗のウシク選手は無敗のタイソン・フューリー選手と対戦して接戦を制しました。井上選手、ウシク選手の両者を比較するとすれば、おのずと対戦相手の質ということになってくるでしょう。指標として分かりやすい」

そしてこう続けた。

「2位に落ちたのは井上選手の実力とかではなく、たまたま同じ時期にヘビー級の4団体統一戦が行われただけのこと。もうひとつ言えば、ヘビー級は別格であるというところはあると思います。ビジュアル的な迫力を含めて、今回は仕方がないのかなと思います」

   井上は22年6月に行ったバンタム級3団体王座統一の勝利を評価され、直後に更新された「ザ・リング」のPFPで日本人史上初の1位に輝き、歴史的快挙を達成した。

   同メディア以外の海外ボクシング専門メディアのPFPでも1位にランクされ、世界の「モンスター」として評価された。

   巻き返しが期待される井上の次期防衛戦は9月に予定されており、IBF・WBOスーパーバンタム級1位サム・グッドマン(オーストラリア、25)と元IBF世界スーパーバンタム級王者テレンス・ジョン・ドヘニー(アイルランド、37)が対戦候補に挙がっている。

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