元SMAPで「新しい地図」の香取慎吾さんが2024年5月19日放送のバラエティー番組「日曜日の初耳学」(MBS・TBS系)に出演し、SMAP解散騒動のなかで、草なぎ剛さんからかけられた言葉を明かした。
草なぎさんの突拍子もない提案に、「ふざけんな」と香取さん
番組では、ゲストに招かれた草なぎさんの活動歴を振り返るなかで、「36年来の盟友」である香取さんがVTRで出演した。草なぎさんがスランプに陥った時に現場まで行って叱咤したエピソードなどを赤裸々に話し、それを聞いた草なぎさんは「慎吾ちゃんは困った時にいつも側にいてくれて、実はめちゃくちゃ心を救われていることがありますね」と回顧。並々ならぬ信頼関係が築かれていることが明かされる。
話題は、2016年に起きたSMAP解散騒動にも及んだ。「新しい人生を歩もうとした、今から6年、7年前ぐらい前ですかね」と切り出した香取さんは、
「どういう選択をすればいいのかという時に、みんなそれぞれ話したなかで、彼の言葉が僕の人生にとても大きかったのは、『わかった。俺は慎吾と南の島で暮らす』って言ったんですね」
と告白。まさかの提案に、当時は「ふざけんな、と。そんなこと言ってる場合じゃないんだ」と思ったと話す。
草なぎさんの本気さに救われる「その本気がカッコいい」
一方で香取さんは、「(ふざけているようにも聞こえるが)草なぎ剛はマジなんですよ」「あの(解散騒動の)中で、彼は僕にそれを言うんですよ。『2人で南の島で暮らそうぜ』って。すごくないですか?」と笑う。さらに、
「(草なぎさんから)『凝り固まって苦しそうだったから、南の島で行こうぜは本気だった』『それでいいと思っていた俺は』ってあとで聞いて...。言葉で助けてくれるわけじゃなくて、彼は本気なんですよ。その本気がカッコいいよね」
と熱弁する。VTR終了後、草なぎさんは「すごい褒められちゃって、ジーンとしちゃいました」と感動。続けて、「確かに南の島は本気で言いましたけど」と認めた上で、
「大変な時期とか、乗り越えないといけない時期はあったので、改めてそういう時期を共に...離れずにというか」「あんなふうに褒めてくれて、僕の人生は間違っていなかったなって心から思えてしまって...」
とコメント。最後には、「共に色々人生の選択をした仲間なので、隣に慎吾ちゃん、吾郎さんがいてくれて。色んな形は変わりましたけど、本当に僕は幸せに挟まれているなって」と、稲垣吾郎さんを含む「新しい地図」メンバーの大切さを改めて伝えた。