京都→奈良を貸し切りではない近鉄急行で移動することに
「京都から奈良への移動がバスでしたが、近鉄の急行列車を利用することになりました。今回は、貸し切りではありません。それで、料金が高くなることはなく、同じぐらいだと聞いています。こんなことは、過去にはありませんでしたね。保護者からは、特にクレームは来ていません。学校から異議申し立てをするつもりはなく、2泊3日の旅行で、子どもたちがしっかりと思い出を残せられればいいと思っています」
近畿日本ツーリストの親会社「KNT-CTホールディングス」の広報担当者は5月17日、取材に対し、この中学校で保護者にプリントを配ったことを認めたうえで、次のように説明した。
「バス会社から運行お断りの連絡が入りましたが、なぜドライバー不足になったのかなどは、弊社の方では分かりかねます。インバウンド需要や『2024年問題』など様々な要因が重なった影響ではないかと思います。一部バス会社の事情があることも否定できませんが、弊社としては、親会社の近鉄やタクシーなども総動員して、今後も全力で手配を進めて参りたいと考えています」
ドライバー不足の影響による修学旅行のバス運行お断りについては、24年に入って、関西エリアへの旅行でもう1件あったと明らかにした。ただ、こうした事態は、これまで発生していなかったとしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)