「揺れる揺れる2人。ネタが一向に始まらない」
「一向にネタが始まらない。クロスタップを合わせるだけの私達。時間が永遠に感じられる。どうやら相方もネタを飛ばしたに違いない。一切言葉を発しない。揺れる揺れる2人。どちらも言葉を発しない。足を交互に前に出しているだけ。揺れる揺れる2人。ネタが一向に始まらない」
なんとかステップで粘ったものの1分間が過ぎ、無念にも「強制終了」となってしまい、「なんと私達の初テレビは『揺れて終わってしまった』」。若手芸人にとって嬉しいはずのテレビデビューは、今も夢に見るほどの苦い思い出となってしまったというが、「ちなみにその初テレビは、タンクトップの2人が揺れるだけ、と云う強烈なインパクトを残して、何故か、一周勝ち抜いてしまった」とオチをつけた。
思わず笑ってしまったとする声のほか、シュールな光景と若き日の2人の緊張感が伝わってくる文章力の高さを称賛する声が多く寄せられている。
「エピソードはもちろん、文章力すごい 朝電車の中で笑い堪えながら読んだ」
「凄く引き込まれる文章にオチで噴いた」
「この1年で一番笑ったしトキさん読ませる文章書けるの強い この調子でぜひエッセイをば...」