「すごく若い男性の声だったので、そういう風に言わされてるんだなぁと......」
船が出発する石垣港から尖閣諸島まで約170キロあり、片道9時間ほどかかる。深夜4時にレーダーで海警船の存在を確認すると、稲田氏も起こされて海警船を窓から確認。中国側が無線で呼びかける内容も聞こえてきたという。
「音声がですね、入ってくるわけです。中国語と日本語と英語とで。『ここは中国の古来の領土だ、出ていけ、アウト!』と言われてですね、私はもう本当に怒りましたよ、(はらわた)煮えくり返っていますから......でも、やっぱりそういうふうに教えられるんだな、というのは......すごく若い男性の声だったので、そういう風に言わされてるんだなぁと......。でも、かなり感情的な言い方でしたけどね」
その上で、改めて現地視察の意義を訴えた。
「いろんなことをおっしゃる方はいらっしゃいますけど、やっぱり領土・領海を守るのが政治家の役目だと思うので、私はぜひ国会議員には(現地を)見てほしい」
(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)