神奈川県警「対処方法についてはケースバイケース」
報道によると、ドライバーは、自動車整備士をしており、緊急時の知識もあるようだった。
とはいえ、2台が高速の追い越し車線に止まっていたため、事故の危険があるのではないかとの指摘がX上で相次いだ。ドライバーの救助についても、別の方法があったのではないかとの声が出た。
一方で、車を路肩に寄せられない状況もあったのではないかとして、ドライバーを擁護する声もX上で上がっていた。
消防救助隊員に技術を教えているという「ジミー」さん(@0816Jimmy)は5月16日、追い越し車線に止まったことについて、「非常に高いリスクがあるので推奨されませんが、止まらざるを得ないケースや、 止まってしまってから多くの車両が通過するため再発進(路肩への移動)できないケースがあります」とJ-CASTニュースの取材に述べた。そのうえで、「助け方が正しかったかどうかは全容が見えないため断言できませんが、発炎筒と非常信号灯を使用していたことから最善を尽くされたと思います」との見方を示した。
その救助に議論が出ている状況に対し、ドライバーの親友だというXユーザーが15日、事故について投稿で思いを明かした。ドライバーは優しい人柄で、助ける方法が違ったかもしれないが、今回の救助は勇気のある行動であり親友を誇りに思っていると強調していた。
神奈川県警の高速隊は同日、ワゴン車がなぜ追い越し車線に止まったかについては、「運転者が重傷を負い入院中であり、事情聴取ができないため不明です」と取材に答えた。また、SUV車についても、「運転者が死亡しているため不明です」とし、ドライバーの救助については、「対処方法についてはケースバイケースのため、本件対処が適切であったかは回答を控えさせていただきます」とコメントした。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)