嫌われ者なのになぜ?インプレゾンビで「遊ぶ」Xユーザーたち あの和菓子めぐり「刷り込み」合戦、「『今川焼』です」「それは『御座候』だ」

   インプレッションを増やすため無関係な内容や、AI生成した中身の無いリプライを繰り返し、Xユーザーの悩みの種となっていた、いわゆる「インプレゾンビ」をめぐり、どういうわけか「友好的」に話しかけるXユーザーが相次いでいる。

   というのも、Xユーザーは「小麦粉の生地に、あんこやクリームを詰めて焼いた和菓子」の呼び方をめぐり、「代理戦争」を画策しているようなのだ。

  • この和菓子は何と呼ぶ?
    この和菓子は何と呼ぶ?
  • Jタウンネットの投票結果。各地で呼び方に大きな差が出ている
    Jタウンネットの投票結果。各地で呼び方に大きな差が出ている
  • Jタウンネットの投票結果。「大判焼き」が優勢だ
    Jタウンネットの投票結果。「大判焼き」が優勢だ
  • 「いらすとや」にも「インプレゾンビ」
    「いらすとや」にも「インプレゾンビ」
  • 今川焼き?大判焼き?
    今川焼き?大判焼き?
  • この和菓子は何と呼ぶ?
  • Jタウンネットの投票結果。各地で呼び方に大きな差が出ている
  • Jタウンネットの投票結果。「大判焼き」が優勢だ
  • 「いらすとや」にも「インプレゾンビ」
  • 今川焼き?大判焼き?

「ナイジェリアの皆さん。日本には素晴らしいお菓子があります」

   「インプレゾンビ」はXユーザーの嫌われ者になってきた。その状況がわずかに変化したのは、2024年5月13日、とあるXユーザーがインプレゾンビらに向け「地元の料理や音楽といった文化を、日本語で公開してみては」とする呼びかけを行ったことがきっかけだった。

   一部のインプレゾンビはこの呼びかけに反応し、地元の文化を日本語で紹介。「インプレゾンビの人たちが自分たちのお国紹介し始めてほっこり」「インプレゾンビも人間だったんだ... 国際的な交流がこんなところでできるなんて...」など、見方が変わったとする声が上がっていた。

   思わぬ国際交流の発生に、ほっと一安心......かと思いきや、新たな火種を投下するXユーザーが現れた。

   小麦粉の生地にあんこやクリームを詰めて、丸い金型に入れ焼いた和菓子の名前をめぐっては、「今川焼き」や「回転焼き」、「大判焼き」「御座候」など全国で様々な呼び名があり、たびたび論争の的となってきた。

   「Jタウンネット」内の「Jタウン研究所」が2014年8月に行ったアンケート調査では、「大判焼き」が最も多く369票、続いて「今川焼き」の313票、「回転焼」の285票という結果だった。一方で、地域ごとに好まれる呼称も異なり、やはりこの和菓子の名前に唯一の答えは存在しないようだ。

   Xユーザーのひとりが「ナイジェリアの皆さん。日本には素晴らしいお菓子があります。この美味しそうなお菓子は『今川焼』といいます。いいですか? 『今川焼』です。ナイジェリアでも広めて下さい」と呼びかけた。

   すると、各方面からツッコミが相次いだ。

「ははは......なぁに言うてはるんですか? 回転焼き......やろ?」
「あーっ抜け駆けしようとしてる そうはイカの塩辛ですよ いいですかナイジェリアのみなさん、これは『GOZA-SOUROU』です ゴザソーロー」
「冗談はよしてくださいよ...笑 これは大判焼きですよ」
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