お笑いコンビ・カベポスターの2人が、冠ラジオ「カベポスターのMBSヤングタウン」(MBSラジオ)2024年5月13日放送回で、前回放送で浜田順平さんが永見大吾さんへの不満を爆発させ、「不穏な空気」になったことを謝罪する一幕があった。
放送では、浜田さんがコンビ仲の実態について言及した。
浜田さん到着時にはすでにリハーサル終了
浜田さんは6日放送回で、「必要な連絡が自分にだけ来なかった」として不満を語っていた。
浜田さんによると、ある日永見さん主催のイベントのリハーサルがあり、浜田さんは直前の仕事のスケジュールから少し遅れて会場入りした。しかし、遅れることをマネジャーに伝えていたにも関わらず、すでにリハーサルは終わっていたという。
その後、リハーサル会場に用意してもらったタクシーに乗って「森ノ宮よしもと漫才劇場」へ向かう予定だったため、タクシーを探すも、どこにもいない。出番の時間が迫っていた浜田さんは、仕方なく駅まで走って電車で向かったという。浜田さんは状況をマネジャーと永見さんとのグループLINEに伝えていたものの、誰からも連絡がなかったそうだ。
永見さんには連絡が来ていたのに...
一方、同じスケジュールのはずの永見さんは、先に「森ノ宮よしもと漫才劇場」に到着していた。実は、永見さんも浜田さんと同じく少し遅れてリハーサル会場に向かっていたものの、その途中に劇場スタッフから「リハ、こっちでやるってことになりましたので、(永見さんは)森ノ宮(直行)で大丈夫です」と連絡が入ったのだという。しかし、その連絡は浜田さんには入らず。結局、浜田さんは無駄足を運ぶことになってしまった。
永見さんは劇場スタッフからの連絡直後、「改札か電車に乗る瞬間かどっか忘れてんけど、わちゃわちゃってなって。ヤバいヤバいヤバい、この電車じゃないみたいな感じになって、森ノ宮行かな、というので」として、浜田さんにリハーサルがなくなったことを伝えられなかったと言い訳。さらに劇場スタッフが「そりゃ2人に送ってるやろう」と思っていたという。
これに浜田さんは、永見さん主催のイベントにも関わらずフォローがなかったとして「それはヤバいよ、絶対共有するって。『浜田に連絡いってますか』の一文、絶対送るやん」「言い訳すぎる。乗り換えってそんな難しくないよ」と不満爆発。永見さんはLINEで「ごめん」と謝ったというが、浜田さんは「薄ごめん」だったと納得していない様子を見せた。
ラジオを公開している公式YouTubeのコメント欄には、浜田さんに同情する声のほか、「喧嘩パートは聞くの辛かった」とする意見も寄せられた。
不穏な空気のラジオにお便り300通減...「(ファンを)ふるい落とした」
その次の5月13日の放送回、永見さんは「先週の放送では、皆さん申し訳ございませんでした」と謝罪。浜田さんも「不穏な空気にしてしまい申し訳ございませんでした」と謝った。
永見さんはラジオに届くお便りがいつもより300通ほど減ったといい、エゴサーチしたところ「もう聞きません」という意見もあったと明かす。「一番うれしいのは今も聞いてる方や。あれ(前回放送)を聞いて、今も聞いてる方」と視聴者へ感謝を伝えつつ、「ま、(ファンを)ふるい落としたって捉えると...」と今回の「騒動」をボケつつまとめた。
これに浜田さんは「それは一個あるかも」とまさかの同意。永見さんは「あるか?」とツッコミを入れるが、浜田さんは続けて「俺らはな、別に皆さんが思っているより仲良しとかではないからね」とコンビの仲に言及した。過去にもラジオで喧嘩したことがあるといい、「そういうコンビでは実はあるんですよ。さや香さんとかコウテイさんがいたから、俺らは陰に隠れてる」と明かした。
なお、23年1月に解散したコウテイは「不仲コンビ」として知られており、さや香は22年のM-1グランプリ準優勝後に「不仲説」が囁かれ、番組などでたびたびネタにされている。
永見さんは「さや香さんとかは、(ネタとして)言わなしゃーない、ほんまに仲悪いみたいな感じなので広まってるかも知れないですけど、僕らは『言わんほうがね、まあ、いいんちゃう?』みたいな、中途半端だから(視聴者が)衝撃を受けて300通減っちゃった」と分析。
浜田さんは「コンビというのは、膨らんだ不満とかが、バーッと風船みたいに膨らんでいってなんかのタイミングでパーンってなるんですよ。それが、まさかのラジオ中に出たという」と弁明し、「1年は(今回のようなことは)ないですよ」と宣言した。
なお、2人はお互い謝って仲直りしたという。6日放送回の後初めて顔を合わせたラジオの仕事が上手くいったというエピソードも明かした。