「オドーアみたいな、日本のことを下にみているような感じの選手だと...」
高橋氏は「やってみないと本当に分からない」と前置きした上で、ヘルナンデスの可能性に言及した。
「日本でもしかしたら大活躍する可能性もなきにしもあらずだと思う。トリプルAの球場はそんなに狭くない。フェンスがけっこう高かったり、広い球場もかなりある。そこでホームランを打てなかっただけかもしれない。東京ドームは特にホームランが出やすい球場です。ポーンとフライが上がったら、そのまま落ちてこないで入ってしまう球場なので、もしかしたらホームランをけっこう打てる可能性も十分にある。期待していいと思う」
スポーツ紙の報道によると、ヘルナンデスは現在、ジャイアンツ球場にて調整中で15日に初めて野外でのフリー打撃を行ったという。高橋氏は1軍デビューの時期を6月とみており、打順は日本の投手に慣れるまで6番か7番で起用されるだろうとの見解を示した。
「6番、7番にはまれば前を打つバッター自体も良くなっていくでしょう。今のジャイアンツの打線は元気がないので、かなり厳しい。ホームランはある程度出ているが、得点自体もあまり取れていないのではという気がする。ホームランだけで取っているだけのような印象。そういうことに関しては、いい起爆剤になってくれればいいかなと思う」
日米両国のプロ野球を経験している高橋氏は、大リーグを経験した選手が日本で成功するカギについて、次のように持論を展開した。
「ある程度トリプルAでも成績を出している人だったら、日本に来てもいいところまで行けると思う。ただ、(開幕直前で退団した、ルーグネッド)オドーアみたいな、日本のことを下にみているような感じの選手だと成功しないと思う。やはり日本の文化だったり、日本の野球をリスペクトできて、なおかつチームの輪に飛び込むということができる選手ならばたぶん成功すると思う。どうしても日本の野球が格下にみられがちになる。でもそんなことはない。日本の野球だってレベルが高いですし、ピッチャーは世界一だと思っている。そういう面では日本のピッチャーのクオリティーは高い。それをリスペクトして、アメリカで成功しかなった分、日本で成功してもう1回メジャーで活躍するんだというくらいの勢いで来てくれないとたぶん成功はできないと思う」
スポーツ紙の報道によると、ヘルナンデスはジャイアンツ球場でライトの位置でノックを受けたという。