国際政治学者の三浦瑠麗氏が2024年5月15日、SNSで夫の不倫相手の情報を拡散して逮捕された女性の事件に触れ、Xで持論を展開した。
「その方を擁護するのは自由」
三浦氏が触れたのは、夫に不倫されたという女性が、SNS上で相手の女性の情報について拡散していた事案で、女性は14日に名誉毀損の疑いで逮捕されたことが報じられ、ネット上からはさまざまな声が集まっていた。
三浦氏は「SNSで夫の不倫相手の個人情報とともに悪口を晒すことは相手に危険をもたらしますし、実際名誉毀損にあたると思います」と見解を述べつつ、「その方を擁護するのは自由だとして、国に不倫問題に介入せよとまで主張するのは、旧刑法の姦通罪の復活を求めることやイスラム法の適用を願うことと同じくらい不適切です」とつづった。
また、次のポストでは、「一方、今回逮捕された女性と同等のことをやるのが週刊誌。不倫を暴露し虚実とりまぜて名誉を貶め、プライバシーを侵害して利益を得ている営利企業」と今回の騒動に絡めて批判。「週刊誌に通報したら復讐でき、フォロワーの少ない自分のアカウントでやったら逮捕されるというのは、相手が有名人か否か、『報道』か否かだけで説明するにはあまりに不均衡ですね」と批判した。
さらに、「ましてや妻が赦すっていっているのに、愛人といたしたことを、その内容まで微に入り細に入り勝手に週刊誌に暴露されているのがいまの芸能人の現状で、告げ口した愛人はプライバシーが守られ、妻は望まないのに情報が晒され苦しむわけです」とし、「するともっと悪い存在だと言ってもいいかもしれないですよね」と苦言を呈していた。