「カシメロは格下相手に地味な試合をこなしている」
かつてカシメロのトレーナーを務めていたネリ氏は「デイリートリビューン」に対して、「カシメロはボクシングのことを何も知らない人たちに囲まれている」と現状を説明。記事によると、現在カシメロの代理人は日本人のマネジャーが務め、トレーナーとして実弟が指導しているという。
カシメロは現在3団体でスーパーバンタム級の世界ランキングに入っている。WBOで4位、IBF9位、WBCは10位にランクインしている。
記事では「カシメロはまだ世界ランカーだが、MPプロモーションとの関係を断って以来、目立った試合には出ていない。その代わりカシメロは格下相手に地味な試合をこなしている」とし、「今のところ試合の予定はない」と指摘した。
カシメロの実力を知るネリ氏は「カシメロこそ井上を倒せる男だ」と断言し、「カシメロはパワーがあり、素晴らしいショットを決めることができる」と絶賛。
一方、記事では「井上陣営は、20年4月にラスベガスで井上と対戦する予定だったカシメロとの対戦には興味がないようだ」との見解を示した。
井上は5月6日に東京ドームで元世界2階級制覇のルイス・ネリ(メキシコ、29)を6回TKOで下し、次期防衛戦は9月にサム・グッドマン(オーストラリア、25)を相手に行われる見込みだ。