「困っていることない?」と小まめに声掛けを
――「かまってちゃん」の雰囲気を出すわけですか(笑)。ところで、Z世代女性が上司に「細かくフォローする管理主義」と「しっかり関わってほしい」と望む割合が、男性の2倍近い結果も意外です。
これはY・X世代の女性にも見られない傾向ですが、理由はどこにあるのでしょうか。また、上司がどう接したらよいでしょうか。
担当者 SNSネイティブのZ世代は、「察する」風潮が特に強いと言われています。自分からアピールしたり、目立ったりはしたくないけれど、ちゃんと仕事ぶりや努力を見ていて認めてほしかったり、困っているときにフォローしてほしかったり、という気持ちがあるのではと推測されます。
部下全員に細かく目を配れればいいのでしょうが、なかなかそうもいかないと思います。そこで、「困っていることない?」などと小まめに声掛けしたり、ほめる際にも「納期より2日も早く上げてもらって助かった」などと、本人の頑張りや良かった点を具体的に言及したりする。そうするだけでも、部下からすると、ちゃんと見てもらえていると感じられるかと思います。
――それはいいアドバイスですね。
担当者 業務時間外の関与については、世代によって差はありますが、関与を望む人も望まない人も一定割合います。Z世代だから...などとひとまとめに考えず、相手のタイプに合わせた接し方を考えることが大切かと思います。
(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)