Z世代女性は、飲みに行きたい人と行きたくない人が二極化
――なるほど。しかし、Z世代男性が飲みやランチに行くのが好きだが、Z世代女性がそれほどでもないということは、上司=男性を前提にしているからではないですか。
男性は上司に兄貴分的な付き合いを求めるが、女性はプライベートな場での「セクハラ的」関係を無意識に警戒しているとは言えないでしょうか。
担当者 そういった理由もあるかもしれません。一方で、女性の中でも年齢が高いY世代、X世代が飲みやランチを忌避する傾向があるのは、上司とコミュニケーションをとるよりも、早く仕事を終わらせて子育てや家事をしなければならない人が多いという理由も関係していそうです。
――Z世代女性が、飲みやランチなどのプライベートな場を避ける傾向が強いのならば、上司としてそうした機会にいろいろとフレンドリーにアドバイスしようと考えた場合、どうしたらよいでしょうか。
担当者 Z世代女性でも、上司と飲みに行きたい人が28.4%もいます。Z世代男性よりは少ないですが、よく見るとY・Z世代男性とほぼ同じ数値です。
一方で、行きたくない人も31.7%となっており、全世代の男性より多いため、飲みに行きたい人と行きたくない人が二極化している状況です。
相手がどっちのタイプかを見極め、対応するのがベストかとは思いますが、なかなか難しいですよね。笑顔で参加してくれるから飲み会が好きなのかと思っていたら、実はイヤイヤ参加していたという話もよく聞きます。
自分(上司)からは誘わないけど、部下から誘ってもらうのは歓迎だよ...と公言しておいて、実は一緒に飲みたいと思っている部下が声をかけやすいようにするというのも手かもしれません。