上司が超多忙なので、Z世代は勤務時間外に話をしたい
J‐CASTニュースBiz編集部は、調査を行なったアスマークの担当者に話を聞いた。
――理想の上司像が全世代とも共通に、「ユーモアのある、友達感覚な、フレンドリーなタイプ」という結果が出ました。
管理職には「厳しさ」も必要と思うので、「理想の上司」というより「理想の先輩」という印象を受けます。こういう「理想の上司像」は、過去のアスマークの調査でも出ているのでしょうか。
担当者 2021年の調査でも、全体としては同様の傾向でした。自由記述で「この人が上司で良かったと感じたエピソード」を聞きましたが、「トラブル時に、しかりつけるのではなく、今後に向けたアドバイスやフォローをしてくれた」といった回答が多かったです
また、別の調査で「上司に必要だと思う能力」について聞いた際は、「リーダーシップ」「傾聴力」「責任感」「決断力」の順で回答が多かったことから、仕事に対する厳しさも必要であるとは考えられているようです。
おそらく単に甘いのではなく、普段は優しいけれど仕事ができていざという時は頼りになる上司が理想なのかなと感じています。
――男性Z世代が、飲みやランチなど仕事外のコミュニケーションをとる上司を理想とするのは意外な結果です。Z世代は、仕事とプライベートをはっきり分けるのが特徴ではないでしょうか。
担当者 私にも意外な結果でした。推測ですが、人手不足でプレイングマネージャー形式の上司が増えているため、上司が忙しすぎて勤務時間中に十分に話をする時間が取れていないのではないかと思います。
そのため、仕事の悩みを相談したり、経験談を聞かせてもらったりという時間を、勤務時間外で取りたいと考えている可能性もありそうです。