X(Twitter)では「富裕層」の人たちに関する話題がたびたび注目されます。実際に裕福な人に会って驚いた体験談を共有したり、その暮らしぶりを想像して盛り上がったりと、何かと関心が尽きないようです。
ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)が解説する「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」、今回は「Xに見る富裕層の暮らし」について掘り下げます。
百貨店で買った帽子の値段を知らない理由は
富裕層に関する話題の中でも、金銭感覚についての話は鉄板です。会社経営者のXユーザーが投稿した、ある不動産オーナーとのやり取りが驚きとともに拡散されました。
そのユーザーが「百貨店で帽子を買った」というオーナーに対して「良い値段しそうですね」と伝えたところ、「値段を知らない」と言われたそうです。
事情を察したユーザーは「ああ、外商帳場(で買い物をしたの)ですか」と返したところ、さらに「えっと百貨店ってお金いらないじゃない」と言われた、という話です。
「外商」というのは、百貨店が主に富裕層の得意客向けに提供している制度。百貨店の担当者が顧客の自宅など店舗の外部まで商品を持ち込んだり、得意客が店舗での買い物の折にその場で決済することなく商品を購入できたりといった特典を受けられるものです。
件の不動産オーナーも外商サービスを利用していたと思われますが「百貨店ってお金いらないじゃない」という言葉から、あまり意識せず利用していたのかもしれません。
なお、投稿者は「普通は(お金が)いるんですよ、お嬢様」と返したと結んでいます。
「これ百貨店で買ったの」「値段知らない」「百貨店ってお金いらないじゃない」まるで異世界な外商を利用するお客様の情報が集まる - Togetter
こちらの投稿に対して
「住む世界が違うってこういうことなのね」
「噂にはきいたことがあるけど、すごい世界だ」
「浮世離れもここまで来ると清々しい」
と驚嘆する声が相次ぎました。
一般の人からはなかなか想像がつかない買い物のかたちですが、百貨店の関係者と思われるXユーザーから
「本当にパン買うテンションで数十万のジュエリー買って行くから見てて気持ちよかった」「普通の格好で、会計になったら外商カード出してくるお金持ちとかもいて怖い。慌てて外商担当に内線するという」
といった、外商サービスを実際に利用する人に対応した際の体験談も複数寄せられました。
富裕層と直に接する機会がある人からのリアルな情報を得られるのは、Xならではと言えるでしょう。