黄色いワッペンやヘルプマーク、フリマサイトで転売相次ぐ 関係団体やサイトはどう対策?

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Yahoo!は担当者が変わると「違反報告を出しても違反品になりません」

   フリマサイトの対応はどうか。渋谷さんによると各社で異なるといい、メルカリや楽天ラクマは「ヘルプマークというワードをはじくようにして当初から即、解決されました」と明かした。

   Yahoo!フリマやYahoo!オークションは、22年に椎名林檎さんのアルバムに付属したグッズがヘルプマークと酷似していることが問題になった際には一掃されたものの、担当者が変わると「違反報告を出しても違反品になりません」という。

「徹底した対応ができないので10年経過したヘルプマークもまだ販売され続けているわけです」

   一方で、J-CASTニュースの取材に応じたLINEヤフーの広報担当者は、Yahoo!フリマでは、ヘルプマークについては「その本来の使い方の範囲を超えて、一部では悪質なケースも確認されたことから出品禁止物と判断しています」と回答した。

   「黄色いワッペン」やマタニティマーク、その関連商品の出品については「現状、禁止物とは判断しておりませんが、悪用されるケース等が確認された場合には状況に応じて禁止物への追加を検討します」という。

   禁止物の出品への対策については、ユーザーからの違反申告機能を設置しているほか、「定期的にサービス内のパトロールを実施しており、違反対象の出品物は随時削除を行っています」という。また、「社会情勢等に応じて出品禁止物等のルールは随時見直しを行っています」と明かした。

   また、メルカリにも「黄色いワッペン」やヘルプマーク、マタニティマークが出品禁止となっているかどうか尋ねたが、「個別の出品物に対する対応方針については、本件に関わらずコメントは差し控えさせていただいております」と回答した。

   「多様な価値観によるさまざまなご意見があるものと認識しております」とし、「出品禁止物の該当性については2021年1月に定めた『マーケットプレイスの基本原則』及び本原則に則り定めている利用規約・ガイドに準じて判断を実施しております」と説明している。

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