人気の「ソニーグループで働く」とはどういうことか 就活生は正しく理解できている?

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学校で勉強してきた専門性を直接業務に活かせる道も

   たとえば「データサイエンティスト & AIエンジニア」のコース紹介を見てみると、

「ソニーグループの様々な製品、サービスから集められた大規模な顧客データ、マーケティングデータの分析およびカテゴリをクロスした分析を行い、新たなビジネス価値の創出、顧客ニーズの把握、プロモーション戦略への活用などを支援しグループ全体の成長や持続可能な発展に貢献する」

などといったミッションのほか、活かせる経験やスキルとして「ソフトウェアのコーディング経験(Python, JavaScript, SQLなど)」「数理統計、機械学習の知識、およびそれらを用いたデータ分析経験」などがあげられている。

   さらに「3~5年後のキャリア」として、

「ソニーグループの多様な事業領域の多種多様なデータを扱い、問題発見、課題解決、因果分析、将来予測等グローバルに様々なデータ分析を最先端の技術を用いて実施、データサイエンティストとして幅広い経験を積む」

などと書かれており、社会人経験のない学生でも、大学の学部や大学院で勉強してきた専門性を直接業務に活かすことができ、かつ中長期的に経験を積めることが見通せる。なお、学歴についての要件はない。

   いずれにしても、ソニーグループ株式会社では、コーポレート以外の人材を幅広く採用しているのだ。前出のAさんはこう話す。

「その時々のグループの経営・事業戦略や課題によって、開発テーマやDXなどの取り組みも変わるので、それに応じて募集する専門職も変わってくるのでしょうね。『ソニーグループに入りたい』と希望する就活生にとっては、グループ本社の募集状況の確認が必要でしょう」
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