2000年代から頻発
ネットでの転売・セドリ行為は、「ヤフーオークション」が開設された数年後の2000年代から、よく見られるようになったと井上氏。当時の転売ヤーは、地方の玩具店の倉庫を訪れて人気物品の在庫を丸ごと購入し、ヤフオクで販売して利益を得ていたという。当時から、プラモデルや超合金ロボット、レゴブロックの人気シリーズの転売は「2ちゃんねる」(現・5ちゃんねる)はじめネット掲示板で問題視されていたという。
井上氏によると、非難の的となる理由は以下の通りだ。
「マニア同士の交換なら相場を知っているので、法外な値付けはしないものです。しかし、転売ヤーは欲しい人の足元を見た高値を付けることも多く、そうした相場以上で販売する行為が『ずるい』『卑怯だ』という印象につながっているのでしょう」