本塁打王争いのライバルは多い
そして、注目の本塁打王争い。1番のライバルは12本塁打でリーグトップに立つブレーブスのマルセル・オズナ選手だろう。
オズナ選手は新型コロナの影響で短縮シーズンだった2020年に18本塁打を放ち本塁打王を獲得。2023年も40本塁打を記録している。
直近の3試合でも3本の本塁打を放っていて、最大のライバルであることは間違いない。そして、ドジャースが39試合終えているのに対し、ブレーブスは34試合と5試合少ない点も気になるところだ。
2位は大谷選手の11本で、3位はチームメイトのテオスカー・ヘルナンデス選手の10本。ヘルナンデス選手は直近6試合で4本塁打と好調だ。
4位タイには9本でドジャースのマックス・マンシー選手、メッツのピート・アロンソ選手、フィリーズのブライス・ハーパー選手、同じくフィリーズのカイル・シュワーバー選手がいる。
アロンソ選手、ハーパー選手、シュワーバー選手は本塁打王の獲得経験があるメジャーを代表するホームランバッターで、本塁打の量産体制に入ると恐ろしい存在となる。
本塁打王争いはライバルが多いが、大谷選手には2年連続の本塁打王、そして3人しか達成していない両リーグ本塁打王が期待される。
打点では、本塁打に続き、オズナ選手が38打点でトップ。大谷選手は27打点で6位。11打点差と少し離されているが、まだまだ追いつける範囲だ。
打点を稼ぐには得点圏打率も重要になってくるため、今シーズンの得点圏打率.225を上げていきたいところだ。
盗塁数は、レッズのエリー・デラクルーズ選手が23盗塁で1位。大谷選手は9盗塁で8位に付けているが、盗塁王は現実的ではないかもしれない。
目指す数字は40本塁打以上30盗塁以上の「40‐30」や3割30本塁打30盗塁の「トリプルスリー」だろうか。
今シーズン終了時、大谷選手はどのタイトルを獲得しているだろうか。今後の活躍に注目したい。